獣になれない私たち
晶と恒星の二人が、日常を破壊する爆弾を投げることで「獣に支配されない人生」を選択した最終回。 鐘は鳴ったのか、鳴らなかったのか? 二人はこれからどうなるのか?
あの第九話の絶望的な状況から、ここまで美しい最終回が見れるなんて全く予想していませんでした。毎週水曜日の楽しみが終わってしまい、もはや余韻だけで書いている状態ですが、速報レビュー書いていきます。
速報レビューでは、けもなれが言う「獣」とは「人と手を繋いで生きようとする人間を搾取する存在」のことだと書きました。この「獣」は日本中に巣食っていて、話を広げようと思えばいくらでも題材があるのですが、実はそんな「獣」に立ち向かう話って今まで…
野木さんの終盤力、、、!! これまで一見するとバラバラのように感じられていた主要キャスト5人の話が再集会直前になってついに一つになりました。 しかしそれは何か全員の攻撃目標が定まったとか、ゴールが決まったとかそういう類いのものではありません…
あと二週で最終回ということがアナウンスされたけもなれ。 今週は恒星を悩ませ続けてきた兄弟の問題に一区切りがつく恒星回でしたね。 一区切りついたとは言うものの、妻と子供の元に帰ることができた亮太とは対照的に、福島の実家が解体されて帰る家がなく…
松田龍平、本当に素晴らしい役者さんだ、、、 第八話は先週の考察で予想したような展開でしたが、内容の面でははるかに私の想像を上回ってきた濃密な回でした。 これ、今回が初めてではなくてほぼ毎週毎週こっちが予想してきたもの以上のお話が繰り広げられ…
相模湾と若狭湾。起きた出来事はまったく逆でも、一歩踏み出した女性にとっては「獣になる」ための大きな一歩なのは同じ。 そんな素晴らしい演出を見せてくれた第七話は、もやもやが停滞していた第六話とは打って変わって物語上大きな動きがありました。 晶…
核爆弾、爆発させてやろうぜ! あぁ、すごい回だった。 先週の閉塞感が嘘のような、色々な物事に踏ん切りがついていく感覚。 回を重ねるごとに息がぴったりと合ってきたキャスト陣の、聞いているだけで楽しい豊かな会話劇。 その中で脚本家野木亜紀子さんが…
恒星のやりきれない呉羽への思いが募った第六話。 これまで隠されてきた二人の過去が明らかになったと同時に、恒星がなぜそこまで呉羽に執着するのかもわかりましたね。 というわけで「けもなれ 第六話」の考察、行きましょう。 今回は「朱里とウサギ」、「…
ままならなすぎる、、、、 せっかく先週壁を壊したかと思ったのに、その後待っていたのはさらにどうしようもできないような現実。 前回様々なことが起こり、今週もその流れにそって激動の展開になるのかなあなんて予測していたのですが、恐ろしいほどの停滞…
第四話に続き、それぞれのキャラクターたちの強い思いが交錯した神回となった「獣になれない私たち」第五話。 幸せなら手を叩こう 朱里と京谷の別れ 晶と恒星のキス Welcome to the new world など文字通り恐ろしいトピックが満載となった第五話を考察してい…
堂々巡りが断ち切られた!!! 連続して神回でしたね。 野木さん伝家の宝刀過去回想、黒木華のとてつもない名演技、そしてガッキーを追い詰めて追い詰めて最後に後ろからとんっと背中を小突いて一歩踏み出させる絶妙なバランス! 正直前半30分は第一話とほ…
スマホを落として散々な目にあいがちな田中圭が松田龍平を思いっきりぶん殴った第四話。日本シリーズが押したことで放送時間がなんと23時15分と、これもまた「おっさんずラブ」とほぼ同じ時間帯に。どこまで田中圭推しの回なんだ(違う)となりつつ、内…
スマホを落としただけなのに!! と言いたくなる始まり方から、とんでもない方向に転がって、転がって、転がって、転がれなくて、恒星が転がった(物理)、ものすごい第四話でした。 映画「スマホを落としただけなのに」で、文字通りスマホを落として絶叫す…
煮え切らない京谷の態度に据えかねたビースト・呉羽姉さんが状況を大きく動かしたけもなれ第三話。今回はやたらと話に絡んでくる5tapの周年パーティや、結構な闇を抱えていそうな恒星の兄・陽太との確執が語られました。 そんな中でも最大の謎は、千春家に…
呉羽さんかっけえええ!!! 今回は悩める晶&京谷カップルに大人成分溢れる呉羽&恒星が仕掛けまくる回でしたね。 いや、今週の話はまったく予想がつかなかった、、、 見終えた直後の瞬発力だけで今書いているのですが、特にラストの畳み掛け具合ですよね。 …
晶と母親の確執、彼氏の京谷とのままならない関係など、様々な疑問が生まれた第一話から一週間。第一話の厳しさとは打って変わってふわっと包み込むような第二話が訪れました。そんな第二話の細かい所を掘っていきたいと思います。 けもなれ考察はこちら! …
「見ているのがツライ」といううめき声がツイッター上に流れた第一話とは雰囲気が代わり、とても軽やかな第二話でしたね。 第二話の冒頭の冒頭は、アヴァンという前話の直前までの振り返りから始まったのですが、晶のサングラス姿を再び見られたのが嬉しかっ…
「獣になれない私たち」第一話を見終わった後、ガッキーの新境地とも言える深海晶、松田龍平のすべてを達観したような表情、脚本・野木亜紀子さんの前作「アンナチュラル」から続くような「クソ」で溢れる社会の描き方など、あまりに衝撃的かつ内容盛りだく…
もう、ガッキーなんて呼べない! お久しぶりです。忙しいだのなんだの言い訳してしばらくブログほったらかしにしていたのですが、ドラマを見ていても感想をどこにも吐き出せない環境にうずうず。マグマがふつふつと溜まってきた状況で起きたこの大地震に、お…