現役テレビ局員の映画・ドラマ研究記

在京キー局で暗躍するテレビマンが送る、読んだら誰かにこそっと話したくなる映画・ドラマの徹底考察! ※本サイトの見解は全て筆者個人のものであり、特定の会社を利するものではありません。

『3年A組』 柊の授業はどこへ向かう?

毎週中盤あたりで「もうそろそろ離脱しようかな…」と思わせておいてラスト1分で「来週早く!!」と手のひら返させるドラマこと『3年A組』。 このドラマを見ていると、最後の爽快感だったり衝撃度がどれほどドラマ全体の満足度に影響するかがわかる気がしま…

ハリウッド版「君の名は。」に見えた新海誠との共通点

2016年、日本でジブリ以来となる超特大ヒットを飛ばしたアニメーション映画『君の名は。』 そのハリウッドリメイク版の監督をマーク・ウェブが務めることが明かされました。 マーク・ウェブ監督といえば「ほろ苦い恋愛」や「若者の苦悩」をかなり緻密に映画…

「アナ雪2」ティザートレーラーから予想できること

2月13日の朝、『アナと雪の女王2』のティザートレーラーが公開されました。 わずか1分半ほどの映像ながら、 ・登場人物全員に笑顔がまったくない ・エルサが何度も波に立ち向かっていく ・秋の国らしき場所で戦いが起きる など、おおまかに分けて3つの要素…

「3年A組 第1話・第2話」密室劇という名のショーケース

2019年冬クールで最も「トンガっている」民放ドラマ、『3年A組 今から皆さんは、人質です』。

いだてん 宮藤官九郎が描く戦後大河

2019年1月6日から放送の大河ドラマ「いだてん 東京オリンピック噺」。 脚本にNHK朝ドラ「あまちゃん」で知られる宮藤官九郎を迎え、中村勘九郎、阿部サダヲが2人でリレー形式で主人公を演じることになっています。 2020年の東京オリンピック開催に合わせ、1…

2018年映画ベストテン

「カメラを止めるな!」現象や「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットなど、いつにも増して明るいニュースが多かった2018年の映画界。 そんな中、私が選んだ2018年の映画ベストテンをご紹介します。 2018年新作鑑賞本数:100本 (2018年映画鑑賞本数:161本) …

2018年鑑賞ドラマベスト10

年の瀬も迫ってきたということで、2018年をまとめるような投稿を。 今年もたくさんの映像作品を見てきましたが、このブログを始めるようになってからはより真剣に見るようになったと思います。 クールを見ている途中で仕事が忙しくなって視聴習慣が壊滅した…

獣になれない私たち 個人的に好きだったシーンをひたすら語る

これまでドラマの放送に合わせて速報レビュー、考察とアップしてきました。 タイトルが指し示す「獣」とはなんなのか? 深海晶という役はなぜ新垣結衣にしか演じられないのか? 野木さんが京谷のことを「一般的日本男子」と表現したのはなぜか? などなど。…

獣になれない私たち 最終話を執拗に考察する

晶と恒星の二人が、日常を破壊する爆弾を投げることで「獣に支配されない人生」を選択した最終回。 鐘は鳴ったのか、鳴らなかったのか? 二人はこれからどうなるのか?

「大恋愛 最終話」感想・レビュー

予想はしていたというか、そこに至るまでの話というのはわかっていながらもやっぱり結末を迎えてしまうとショックが大きく、、、 悲しいという感情もあるのですが、やり切れなさとか無力感とか脱力感とかの方が明らかにありますし、レビューをこうやって書こ…