今週くらいは幸せなまま終わらせてくれーーーー!!
二人の新婚生活が始まり、真司も安アパートから引っ越してまさしく心機一転した様子が見られて、とっても和やかな回だなあなんて思っていたら最後の最後にどすんと落としてくるとは、、、
回が進むごとに辛い展開が待っていることはわかってはいましたが、このような形で幸せが崩れていくとは思いませんでした。
↓先週の感想はこちら↓
病気ものにありがちな展開の裏をかく小池徹平の存在
これまで、尚の病気に対して健常者の視点からの無理解をさらけ出してくるようなタイプの嫌な人はたくさん出てきました。
しかし、小池徹平が演じたMCI患者である公平の役はこれまでにいなかったタイプなのではないでしょうか。
おそらくは彼も尚と年齢的に近い時に病気がわかり、尚と同じように周囲の無理解と戦いながら生きてきたのでしょう。
その辛い日々は少しだけ語られていて、
彼は病気の発覚と共に奥さんに逃げられていたり、尚と同じく職場で前線から外されようとしています。
言ってみれば尚とほぼ同じ境遇にあるにも関わらず、ほんのわずかな差で彼女と天と地ほどの現状が生まれています。その差とはもちろん、
自分の病気を理解して、一緒に歩いてくれる愛する人
の存在です。
尚は病気によって真司と結ばれましたが、公平は病気によって妻を失っています。
でも、尚だって第五話で真司と別れたままだったら公平と全く同じ境遇になっていましたよね?
つまり公平とは、尚がなっていたかもしれないもう一つの姿として登場しているのだと思います。
病気をテーマとしたドラマでは、しばしば周囲の偏見や差別との戦いが描かれ、同じ病を抱えるものは仲間として描かれることが多かったと思います。
しかし公平は、自分がなれたかもしれない幸せな姿(=尚)を見て、自分の立場に引き込もうとする対立関係として描かれていくのでしょう。
こうなると尚の味方は真司と、人生相談室感がいやおうにも増してきた侑市くらいしかいなくなってしまいます。これ、結構きついです。
でも今後公平の感情が深く描かれていくにつれて、一面的に彼を悪役だと決めつけることができなくなっていくのだと思います。
それは前述の通り、彼自身もすでに誰かの悪意の被害者になっているからです。
逃げ恥公園!??
ツイッター上でもかなり話題になっていたのがこのカット。
めちゃめちゃ「逃げ恥」感強いですよね。
みくりの叔母さんであるゆりちゃんに、平匡さんとの関係が偽装でないことを見せるためにピクニックに出かけたシーン。それに構図がそっくりなんです。
しかも大恋愛のチーフディレクターは、逃げ恥と同じ金子D。
これはもしかするともしかするのでは!?と思い、調べてみました。すると、、、
めっちゃ似てる!!けど、後ろの建物の感じが微妙に違う、、
ので、気のせいだと思います。
それよりもけもなれにどっぷりこんしている私からすると、逃げ恥のガッキー、めちゃめちゃ清廉潔白でキラキラしてますね。
恒星が見たら真っ先に「キモイ」と言いそうな、、、
それはともかく、逃げ恥公園説は私たちの中に今だに住み着く平匡さんとみくりさんの残像が生み出したものなのでしょう。
ぶしむす味が増してきた侑市ママ
他のドラマの話続きになってしまうのですが、強烈なインパクトを毎週残し続けている侑市の母。今週もやってくれました。
やたらトレンディな女を紹介したり、息子にお見合い3人回しのウルトラCを行わせるなど婚姻関係の根回しに余念がない侑市ママ。
今週はお見合いをしなくなった息子を心配して、「早く子供を作りなさい」とせっついていました。
仕事にやりがいを再び見出して、尚のこともようやく吹っ切れてきてまだまだ新たな恋愛など考えようもない息子の事情をスルーして自分の意見を全力投球してくるあの感じ。
もう完全に毎朝NHKで見ている「某武士の娘」が頭をチラチラよぎってしまい、いつあのセリフを言い出すのか若干期待してしまいました。
というわけで、新たなキャラクター公平がいきなり二人の幸せを乱してきた大恋愛。
来週も楽しみです。