暗雲が徐々に立ち込めてきてしまいましたね、、、
ムロツヨシと戸田恵梨香、二人の暖かい恋愛模様が話題を呼んで、今期の注目ドラマとなっている「大恋愛」。今回は、真司が抱える深刻な現実がクロースアップされていました。
割と笑えない真司の境遇
ムロツヨシ演じる間宮真司ですが、元は若くして賞を獲ったデビューした小説家です。しかし本を出せたのはその一冊のみで、それ以後はアルバイトをして暮らしていました。
今週おそらく初めて(私が聞き逃してただけかもしれませんが)間宮の年齢が公表されました。引っ越しセンターのシフトを増やして必死で働いている最中にこぼれたセリフに、「もうすぐ40歳」というのがありました。
冷静になって真司の境遇を考えてみると、
・アラフォー
・アルバイト生活のフリーター(おそらく正社員経験なし)
・貯金12万で収入と支出がとんとんくらいと思われる
それで家賃3万のアパートに暮らしているのですから、 月の稼ぎも10万そこそこなのではないでしょうか。これでは尚に対して強く意思表示できないのも当然だと思いますし、自分でいいのだろうか、という思いが常に頭にあっておかしくないでしょう。
ムロツヨシのコミカルで優しい演技によってその逼迫性は和らいではいますが、真司は一歩間違えれば生活保護になるかもしれない状況です。そこに尚のアルツハイマーという進行性の病気や、医者で大金持ちの元婚約者などに立ち向かっていくわけです。自分の足元が万全とは決して言えません。
しかし、このドラマを見ていてもそんな悲壮感などは一切見えません。それは物語として不自然とかそういう話ではまったくなく、
「そういう人それぞれの苦しい状況もなんとかして乗り越えてやろうよ」
二人の姿が、こんなメッセージを伝えてくれているように思えるからです。
あまりにも暖かい二人のやりとり
このドラマがわずか二週でお茶の間の話題をさらったのは、ムロツヨシと戸田恵梨香の演技がとても自然で、心がほっとするような感覚を与えてくれるからではないでしょうか。
正直言って、一話目から二人以外の状況は厳しいものが多かった。金目とか合理性とかでものごとを決めようとする大人がいたり、前述のような真司の貧困具合だったり。
それでも、二人がまさしく二人だけで接する時間を、丁寧に丁寧に描いてくれることで、なんだかそれでいいじゃないかと思えてくる。辛い現実は確かにあるのだろうけれど、この二人が楽しそうに笑っている時はそんなこと一切関係ないんだなと思えてくる。
尚に残された時間がわずかだということが本人はもちろん、私たち視聴者にもわかっているからこそ、この二人が幸せな時間を永遠に見ていたくなるのでしょうね。
真司を襲った恐ろしい病
そんなことを書いておきながら本日の(実は)本題。
先週の次回予告の時点で真司に何かしらの変調が襲うことがわかってはいたのですが、まさかの尿管結石。
真司はわりかし平気そうにしていましたが、マジで尿管結石って痛いらしいですよね、、、
しかも本当に突然痛みがやってくるらしく、それが予測できないからこそ、なりやすいと言われている男性である私は毎日戦々恐々として生きています(今のところまだ若いですし、不摂生はしていないので大丈夫だと信じていますが)。
らしい、らしいと書いているのは、友人から尿管結石の恐ろしさを口頭伝聞で知っているからです。そして、何よりも私を恐れさせたのは、尿管結石の別名。みなさんは、海外でこの病気がなんと呼ばれているか知っていますか?
尿管結石 別名
でググってみてください。見ましたか?そうです、尿管結石は欧米で
King of pain
と呼ばれているのですね。「痛みの王様」て。世の中いろんな痛いことあるだろうに、その頂点に君臨しているのが尿道に存在する石ころだとは。
なまじ名称を知っているばかりに、恐怖ばかりが増大します。
とまあそれはともかく。
幸せな雰囲気で終わるかと思われた第三話でしたが、最後にとんでもない終わり方をしましたね。
まさかの元婚約者の名前、、、!
悪気がないことはわかりますけど、まぁ、これはきますよね、、、
一体これからどんな風にお話が転がっていくのか、ますます楽しみになってきました!!