現役テレビ局員の映画・ドラマ研究記

在京キー局で暗躍するテレビマンが送る、読んだら誰かにこそっと話したくなる映画・ドラマの徹底考察! ※本サイトの見解は全て筆者個人のものであり、特定の会社を利するものではありません。

【DTM×初心者】音楽経験0の初心者がDTM始めてオリジナル楽曲MVを作成するまで #3

f:id:agumon360:20180403170910j:plain

#3 導入

 前回、財布を会社の机の下に落としたことを「盗まれた」と声高に叫んだ結果、DTM機材を購入する直前で煮え湯を飲まされた私。しかし先日、ついにクレジットカードが到着。その足で秋葉原に向かい、寸止め状態で待機を命じられたキーボードとオーディオインターフェイスを迎えに行ったのだった。

 

初代愛機、開封

 

 そして平日を乗り越えた今日、発泡スチロールに包まれたキーボードにたっぷりと空気を吸い込ませてやることができた。私のいつまで及ぶかわからないDTM生活の幕を共に上げてくれる存在を、紹介しよう。

 

f:id:agumon360:20180407231431j:plain

初代キーボードちゃん

 

 KEYSTATION49、7980円。「入門用キーボードとしてはこれで音域が足りないということはないでしょう」というお墨付きを店員さんにもらい、打ち込み用のパッド等こむずかしい装置を導入するのは2代目以降に譲るとして、シンプルな形を選んだのだ。

 私がキーボードを目にするのは、高校の合唱コンクールの練習以来のことだが、その時見たものよりは明らかにしっかりしているキーボードだ。それが1万円を切る価格で買えるとは、、、

 (ちなみに、画像の上部に写っているツタヤの袋には、押井守作品が大量に詰まっている。今日も開封の儀を行う前に「うる星やつら 劇場版」を見たばかり。押井作品についても機会を見てレビューを書いてみようと思う)

 タッチはやや硬め。商品を見比べて回ったときは、グランドピアノのような、滑らかな触り心地のキーボードもあったのだが、いかんせん初心者がそんなオシャンなものを買おうものなら逆に触りづらくなるだろうということでやめておいた。これもまた2号機を買うときの楽しみとしてとっておこう。

 

 ブラックボックス、上陸

 そして、お店で散々もめた、オーディオインターフェースもお目見えだ。実はこうしてブログを書いている今でさえ、これがなんの役割を果たしているのか定かではないのだが、とりあえず見て欲しい。

f:id:agumon360:20180407231414j:plain

ときめきのメタルボディ

 

 かっこいい、、、、、!!

 箱を開けた時、思わず興奮してしまった。写真では伝わりづらいだろうが、サイズが適度にコンパクトなのだ。そこに様々なジャックやらつまみやらがゴテゴテと貼り付けられていて、近未来のメカ感を倍増させている。

 

steinberg社製 UR22 mkⅡ(cubase UI同梱)18000円くらい

 

 この、mkⅡというのもかっこいい。余談だが、私が初めてフルサイズ一眼を買った時(2016年当時)、canonEOS 5D mkⅡが欲しかった。しかし値段が他と比べて桁違いだったため、泣く泣く一つ下のクラスの6Dを買ったものだった。その時からmarkⅡへの憧れは強いものだったのかもしれない。初代機を越えようという開発者達の意気込みのようなものが、この名称には込められている。markⅡは、モンドセレクション金賞グッドデザイン賞と並んで、私が手に入れたい称号ランキングトップだ。

 

ドッキング

 そして、これらを私のPCに繋いでみた。池田簡易音楽スタジオの完成だ。今日からここが私の本拠地となる。そしてここがいつしか日本の音楽の中心地となるのだ。未だどのキーを押さえればドの音が出るのかわからない音楽素人は、そんなことをぼんやりと考えながらてきぱきと配線をしていった。

f:id:agumon360:20180407231402j:plain

 

すげえいい感じ、、、、!!

 49鍵キーボードがばっちりと机に収まり、BOSEスピーカーのとなりにちょこんと精密メカ、UR22 markⅡが鎮座する。元々動画編集用に備えたデュアルディスプレイは、簡易スタジオ感をより強固なものにしている。なんてイカした机なんだろう。初期投資でこれなんだから、本格的な音響機材やシンセサイザーなんかも導入したらもう家から出たくなくなってしまうかもしれない。

 

 こうして新興音楽スタジオ、「IEM(Ikeda Early Morning)」 は華々しい幕開けを迎えたのだった。(この時点で、まだ一音も弾いていない)